
ガイド 鈴木太郎
急な治療費や入院費用で借金をする方、医療ローンを組む方もいます。医療費なので多額にもかかわらず、返済計画や見通しなど立てる暇もなく費用が必要になってしまうこともしばしば。治療を受けたはいいけど返せないという方もいるはずです。医療ローンも債務整理の対象にできますので専門家に気軽に相談してみましょう。

熊田さん(30代/男性)
【性別】男性
【職業】学生
【借入件数】 2件
【毎月の返済額】15万円
【借金総額】148万円
【解決方法】任意整理
【減額できた借金額】利息分
A中国への海外旅行中のトラブルによる多額の請求、怪我による通院費です。
Q,借金返済に向けてどのような対策をしましたか?
A 当時アルバイトを掛け持ちし、収入は月15万程度でした。
ただそれだけでは返済金には足りないので、夜間のアルバイトを行い、また食事も1食100~200円と安いものにしてました。
週2、3回だった人からの誘いも月1、2回程度に減らし、先輩からの誘いにはしばしば乗っかり、無駄な出費をしないようにしてました。
もちろん、怪我や海外でのトラブルだったので、自由に働けるようになってから、上記のことを行なったため、最初から返済がうまく行っていたわけではありません。
Q,具体的な手順や経緯などを教えてください
A 負傷が治ってから通常のアルバイトを行い、同時に夜間のアルバイトを探し、友人がちょうど人手が足りないということで飲食店でアルバイトを行いました。
その後、到底追いつかない金額だったため、弁護士さんに依頼して、任意整理手続きを進めてもらいました。
任意整理手続きは、弁護士さんと1度、2度、年収や月々の支払いからの減額幅の調整をしたのみで、その後は弁護士さんと貸金業者の話し合いで終わりました。
将来利息分の50万円ほどが減額され、10~15万円のまとまったお金ができるようになったので少しずつ返済するようにしました。
上記の対策として食費の部分をカットしたと記載しましたが、夜間のアルバイトが飲食系であったため、まかない等もあり、食費部分のコストカットがうまく行きました。
あとは生活に必要なものだけで生活することができたため、かなりスムーズなペースで返済することができました。
Q.借金でお困りの方にアドバイスするとしたら、どのようなことをお伝えしたいですか?
A もしも、借金で困っているのなら、接待、会食、デート等のどうしても削れない部分は仕方がないです。
しかし、それ以外の節約できる食費や趣味での浪費などの部分に関しては削り、うまく節約できれば少額でも、返済に充てることができるため、利息が膨れ上がることもないと思います。