
ガイド 鈴木太郎
借金解決の第一歩は支出管理からです。以下の事例では、任意整理と生活費や遊興費などの家計の支出を返済計画と一緒に管理することによって借金を解決しています。借金が減らないと感じたらまずは支出の管理をして返済に回せるお金がないか確認してみるのもいいでしょう。

森永さん(50代/男性)
【性別】男性
【職業】 会社員
【借入件数】 6件
【毎月の返済額】7万円
【借金総額】198万円
【解決方法】任意整理
【減額できた借金額】50万円
A躁鬱病と言う双極性障害が原因で、義理の母親の介護のストレスによって軽度な躁状態になりました。
躁状態の場合、自分にはなんでもできると思いこんだり、自分には到底無理な買い物をしてしまいます。
そのため、躁鬱病の躁状態の時に、借入をして浪費を繰り返してしまいました。
Q,借金返済に向けてどのような対策をしましたか?
Aインターネットから債務整理に強い弁護士を探し、無料相談をして解決方法に納得できたので依頼しました。
その後、任意整理をして利息を50万円ほどカットしていただき、元金の月々の返済額を7万円と決めてもらいました。
現在は支出・収入をExcelで細かくつけること、またこれから先の支出予定も全部記入して1円単位まで管理するようにしました。
また現金は使ってしまうので財布に入れません。
Q,具体的な手順や経緯などを教えてください
A インターネットで債務整理について調べ、債務整理に強い弁護士の無料相談に申し込みました。
無料相談の結果、自分の場合だと任意整理での対応が可能とのことだったのですぐ、任意整理の手続きをしてもらうことにしました。
話し合いは、2回程度しかしておらず、自分ではめんどくさい手続きもしていません。全て弁護士が代わりにやってくれ、減額交渉等もしてくれました。
結果、将来利息分である50万円をカットしていただき、元金を3年で返済する和解を貸金業者と結んでいただきました。
現在は、月7万円ずつ返済しています。
任意整理の手続き後、レシートは全部持ち帰り、Excelで支出を1円までつけます。また収入の予定や支出の予定も記入します。
AmazonはPaidyの翌月払いでの支払いですが、その他の買い物は全部現金払いもしくはその場での銀行振込にして、決済の支払いを溜めないようにしました。
クレジットカードは持てないのですが、今後も持つつもりはありません。
クレジットカード決済では、支払いが先になってしまい、借金を作るほど収支の管理ができない人間には向かないからです。
Q.借金でお困りの方にアドバイスするとしたら、どのようなことをお伝えしたいですか?
A ヤミ金や借金の一本化をする前に弁護士さんに相談されることをお勧めします。
主婦ならサラ金からは借りられませんが、働いている方なら借りることも可能でしょう。
しかし、借金を借金で返していては終わるどころか残債は新規の借金の利息で増えていくばかりです。
クレジットカードはリボ払いなどを利用すれば、収入以上のものが買えてしまいます。
収入以上のものを買っても返済できなくなるだけなのでリボ払いは使ってはいけません。